紫外線の功罪
皆さん良くメディアを通して紫外線が皮膚に悪いという情報をお持ちかと思います。
しかし50年位前までは日焼け止めクリームなど存在せず、その為現在80歳位の方は浴び放題紫外線を浴びてきました。
ここで一つ質問ですが、紫外線は皮膚では無く人間にとって完全に悪いことしかないのでしょうか?いかがでしょうか?
1893年にデンマークのニールスフィンゼン博士が世界で初めて皮膚病に紫外線照射療法を用いました。
1938年にドイツのアドルフウィンダス博士が紫外線によって皮膚下の7- デヒトロコレステロールが光合成されることでビタミンD3に変わることを発見しました。
このように人類の歴史において紫外線は病気の治療に役立ってきたのです。
またビタミンD3とカルシウムで骨が作られます。
従ってカルシウムを摂取しても紫外線に当たらなければ骨が正常に出来ません。
つまり成長期の子供、閉経して女性ホルモンが減って骨粗しょう症になりつつある女性は特に紫外線に当たる必要があります。
子供ならクル病の可能性、高齢女性なら大腿骨骨折の恐れがあります。
従ってむやみやたらと日焼け止めクリームを使用せず適度に紫外線に当たり、1.5時間以上外にいる時だけ日焼け止めクリームを使うというふうにメリハリを付けないと骨の脆い体になってしまいます。
世の中の情報に流されてひたすら日焼け止めクリームを使用するのがいかに体に害があるのかという情報です。
このような発信をする皮膚科も他には無いでしょう。
優先順位は骨>皮膚ですから。

